みなさん、こんにちは。カシューです。
カフェを開業することばかり考えて、実際の
運営費(ランニングコスト)について、どの
くらいかかるのか、わからないですよね。
ここでは、実際にかかるであろう運営費を試
算いたしました。皆さんが、思っていた数字
でしたか?
<目次>
- 運営費とは?
- 運営費はどのくらいかかるもの?
- まとめ
運営費とは?
運営費とは、カフェを運営するための必要経
費と思ってください。必要経費には、固定費
と変動費があります。
まず、固定費とは、店舗の家賃や人件費、駐
車場を借りていれば駐車場代や厨房設備をレ
ンタルなどしていればレンタル料など、毎月
同じ金額払うものの費用のことです。
それに対し、変動費とは、材料費、水道光熱
費など毎月支払い金額が変わるものです。
この二つの必要経費の数字でカフェの運営が
健全かどうかを表してきます。特に変動費は、
なかなか計画通りにいかないので、管理をき
ちんとしているかで、売り上げに影響が出て
きます。
運営費はどのくらいかかるもの?
運営費はどのくらいかかるのが適正なのでし
ょうか?ここでは、項目ごとに必要経費の適
正値を表してみました。参考にご覧ください。
①店舗家賃
一番経費としては、かかる家賃ですが、売り
上げに占める割合はどのくらいが適正かご存
知ですか?売り上げの約10%が理想だとされ
ています。大体、カフェ3日分の売り上げ相
当だということです。こう考えると、家賃っ
てもったいないですよね。ある程度、需要の
ある場所を選ぶとどうしても家賃も高くて、
なかなか上手くいきませんね。
自宅など、家賃かからない場所でのスタート
が経費としてみると有難いことがわかります
ね。
②人件費
固定費になりますが、お店の忙しさや開店日
数で多少の変動があります。大体、25%から
30%が理想とされています。
近年では、人件費が目まぐるしく上がってい
て、雇用主は厳しい選択に迫られますよね。
人件費は適正に上げないわけにはいかないで
すし、かといって、商品の値上げも苦しいで
すよね。なので、少し理想値の幅を利かせて
おくと良いでしょう。20%から30%にしてい
るカフェもあるようです。
③水道光熱費
季節によって変動もありますので、抑えるん
も難しいですよね。理想値は売り上げの10%
位です。出すメニューによって、数字はかな
り変わってくるかと思いますが、水道光熱費
が高いと利益が減ることに直結してしまいま
す。
④食材費
他のところを理想値に近づけ、あるいはそれ
以下にし、できれば食材費を、目一杯かけた
いですよね。ここでいう理想値は30%です。
この30%は、ほかの項目を見ると、多いよう
に見えますが、実際にメニューを立てて計算
してみると、大抵が超えてしまっていること
でしょう。ただ、利益を上げるために、材料
費を減らすのではなく、お客様がその商品に
付加価値を思えるような、素晴らしい商品を
提供することを考える方が利益は上がるでし
ょう。
まとめ
運営費のところは、イメージできたでしょう
か?利益が上がらなければ、カフェの営業も
続けていけないので、必要経費の割合をきち
んと理解し、近づけていく工夫をしましょう。
どの部分をコストカットし、見直していくか
をよく考えながら行いましょう。削るところ
を間違えてしまうとお客様が離れてしまう可
能性が高いことも忘れずにいたいですね。
私の体験談ですが、オープン当時は希少なバ
ターを使って、焼いていたケーキをわざわざ
遠くから買いに来ていただいていたお客様が、
バター不足で金額が上がり、バターを変えた
瞬間にいらっしゃらなくなったことがありま
した。どんなに高くても、あの味に価値があ
るのだと、後に聞いた時に、私は感動しまし
た。
お客様が何を求めているかを忘れずに、運営
費も見ていきたいですね。